シュレーディンガーと猫
久しぶりです.1年あけてしまうところでした.
とりあえず今回は最近読んだ本のメモを.
『生命とは何か―物理的にみた生細胞』
シュレーディンガーといえば方程式や猫 なイメージだけれども,そんな彼が生命について書いた本. まず原子という単位に注目をし,遺伝子に関する説明を経てそれが現代物理学でいかに説明できるかを書いている. 遺伝に関する説明もしっかりしてるからそのあたりの知識がなくても楽しめるはず. でもメンデルあたりを知ってるとその新しい側面を知れるので面白いかな.
興味深かった項目のメモ.
訳者あとがきは文庫版だと二人の訳者がバラバラに書いているのだが,鎮目さんのあとがきが面白かった. 本文の一文を引いて,シュレーディンガーはプレイボーイだったという話から,セックスに入り,彼が25歳まで童貞であった話も挟みながらオルガズム,瞑想まで突っ走っていく,あとがきでそこまで書くかって感じだったがまあこれはこれで面白かった.機会があれば彼の著作も読んでみたいと思わせる文章だった.
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